PC再生工房 広島店 修理メニュー 【パソコン修理】Windows/Mac【Apple修理】iPhone/iPad/iPod touch【Android修理】Xperia |
|||
【PC】Win/Mac 起動しない・電源落ちる |
【PC】Win/Mac 液晶割れ・表示関係 |
【PC】Win/Mac キーボード壊れ |
【PC】Win ウイルス駆除 |
【PC】Win/Mac パソコンが重い・高速化 |
【PC】Win/Mac データ復旧・データ復元 |
【iPhone】 液晶・ガラス割れ |
【iPhone】 バッテリー交換 |
【iPhone】 その他修理 |
【iPad】 iPad修理 |
【Android】 Xperia修理 |
【廃棄パソコン】 無料回収 |
PC再生工房 広島店(広島市南区)森川です。今回は、NEC LL750HというノートパソコンのRAIDの故障を修理します。RAIDというのはディスクのスピードを上げたり、保守性を上げたりするプログラムなのですが、サーバー用途に使われたりするのが一般的でした。しかし最近というか少し前にノートパソコンのスピードを少しでも速くするために、小容量の(32GB程度)SSDを積み、RAIDを組んでスピードを速くする機種が増えてきました。ただしこれは少し前の流行で、SSDがまだ結構高価な時に、少しでも速くしようと一部のパソコンで取っていた苦肉の策です。
今はこのようなRAID構成のノートパソコンはあまりないと思います。当時の一部高級機に採用されていましたね、VAIOなどもRAIDを採用していました。
こんなノートパソコンです。起動ロゴは普通のパソコンと同じです。
どうもシステムがおかしいので実行できないというようなエラーメッセージが出ます。そしてこの画面と企業ロゴを無限にループします。通常であればこのようなスピードアップを目的としたRAID構成はRAID 0と呼ばれ、2つ以上のドライブに分割してデータ保存することで高速化を目指すものです。エラーメッセージからするとRAIDの構成が何かおかしくなったんでしょう。
とりあえず分解してディスクを抜いてディスクのエラーをチェックします。左がmSATAという規格のSATAのSSDです。こちらにはリードエラーとライトエラー、HDDの方は温度が異常な数値になっていてどうやらディスクがおかしいために、RAIDのシステムが読み込めないという結論のようです。
まず、HDDにセクタエラーも出てましたのでセクタエラーを無視するためのフルクローンを作り、mSATAの方も壊れていたのでHDD単体での起動を試みます。どうやらHDD単体での起動は出来るようなので、mSATAを新品に交換し、RAID 0を再構築します。
※通常のRAID 0は2台のストレージへ同時にデータを分散しているので復旧はかなり難しいのですが、今回mSATAはキャッシュディスクとして設定されていたので元データはHDDの方にある構造のためデータ救出出来ました。mSATASSDをキャッシュのみとして使うためにRAID 0を組むというパターンですね。
こちらがRAIDのユーティリティですね。まあ企業のパソコンでデータを保持しなくてはいけないものはほとんどサーバー機なので、個人用のノートパソコンにRAIDを組んだものを販売するなんてのは私からしたらどうかしてるんじゃないかと思いますが、これもその当時の流行ですから仕方ないですね。逆に言えば個人用のパソコンなのでRAID 0で組んであるということでもあります。企業用のサーバーでRAID 0で組むなんてことは基本的にないからです。
新品のmSATASSDを付けるとRAIDのユーティリティがやっと起動します。そこでRAID 0でもう一度設定をし直して行きます。RAIDのノートパソコンも色々なのがあって、大体は小容量のSSD(32GB)とハードディスクの2台構成が多いのですが、SSD256GBx2の2台構成などもありますがこちらはSSDの価格がわりと下がってきたときのモデルになるでしょう。とにかく当時はSSDがまだすごい高級品だったがために生まれたシステムと言えます。
元通り修復して納品となります。
PC再生工房 広島店では、パソコンやiPhoneの出張修理や郵送修理もできます。データ復旧、液晶パネル交換、パソコンが重い、ウイルス駆除等おまかせください。不要なパソコン、壊れたパソコン、廃棄パソコンの無料回収もやっておりますのでリサイクル料金を払うくらいであれば、ぜひPC再生工房 広島店へお持ちください。※型番等によっては買い取れる場合もあります。