PC再生工房 広島店 修理メニュー | |||
PC再生工房 広島店(広島市南区)森川です。今回は、Macbook Pro 17 A1297 2012の表示がおかしいのを修理します。Macbookもそうですが、iMacでもよくみる現象です。この症状はグラフィックチップと基盤を接着している半田に割れ(クラック)が起きて通電していない症状です。基盤は熱や気温で多少伸び縮みしています。その影響で半田が割れてクラックしてしまうのですが、この現象は全てのパソコンに起こります。修理の内容としては、①リフロー処理、②リボール処理 ③グラフィックチップ交換となりますが、グラフィックチップの交換をしておけばほぼ間違いはありませんが料金は一番高くなります。特にリフロー処理は熱で半田を再接着するだけなので再発率が高くなりあまりおすすめはしません。そもそも半田の質に問題がある場合が多いですので、半田を変えないリフロー処理の場合は再発は多いです。
ちょっと写真が悪いですが、縦に線が入ります。基本はこんな感じが多いですがモザイクのようになってまったく見えない場合もあれば、斑点のようなものが出てきて表示が崩れる場合もあります。これらは基本的にグラフィックのクラックで起きる症状です。
グラフィックの問題はWindowsでも起こりますが、Windowsの台数が9割と考えるとMacのグラフィックの問題は異常に多いと思います。Windowsの場合はIntelのチップの場合が多いのですが、Macbook Proの場合はAMDのグラフィックチップが多いのでそのせいなのかと思うのですが、それでも多すぎる気がしますね。
データを抜いておきます。TOSHIBAのHDDですがセクタ不良があったようです。というかリンゴマークと取り出しのベロがないので交換済みだったのでしょうかね。HDDをいじるときは問題の多すぎるSeagateでないことを祈るばかりです。
必要なユーザーデータを外付けHDDへコピーしておきます。が、なんかエラーですね。エラーコード36です。なぜかちゃんとコピーできないMacさん。
どうやら、_(アンダーバー)から始まるファイル名がどうとか色々書いてます。このソフトを使ったら大丈夫とかもありますが。そんな中USBハブをかませば一発でコピーできるという記事を見つけたのでとりあえずやってみます。
裸のUSBハブですが(笑)直接繋いだ外付けUSBにはエラーで移せませんが、ハブをかませばコピーできるという謎な状態です。まあいいかコピーできるなら!コピー先がSeagateですがこれはお客さまからコピーが欲しいとお持ち頂いたものです。
グラフィックチップを交換してSSDに換装し、Sierraをインストールします。
表示問題無しです!17インチのMacbook Proはもうない上にこのサイズでフルHDはとても使いやすいです。表示を変更すればA1502等の15インチで2Kもありですが、17インチでフルHDはノーマルでちょうどいい表示となります。チェックして納品です。
PC再生工房 広島店では、パソコンやiPhoneの出張修理や郵送修理もできます。データ復旧、液晶パネル交換、パソコンが重い、ウイルス駆除等おまかせください。不要なパソコン、壊れたパソコン、廃棄パソコンの無料回収もやっておりますのでリサイクル料金を払うくらいであれば、ぜひPC再生工房 広島店へお持ちください。※型番等によっては買い取れる場合もあります。
- 投稿タグ
- 広島市, Mac修理, Macbook Pro, A1297, グラフィックチップ交換