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PC再生工房 広島店(広島市南区)森川です。今回は、iMac G5 A1145 20インチの電源が入らないとのことで修理をしました。中を開いてみると電源のコンデンサが膨張しており、他には問題なさそうでしたので電源交換することにしました。古いマシンですがその当時の周辺機器と年賀状ソフトが最近のマシンでは対応しないとのことで、Macに限らずWindowsでもこんな事例は結構あるのかなという感じです。
こちらがiMac G5白Macです。通称白MacはCore2Duo初期まで発売されています。でその後はアルミのMacになるのですが、intelMacになる前のPowerMacですね。Macはintel陣営と戦うべくIBMと共同でPowerプロセッサを開発していましたが、技術の頭打ちで開発を断念し結局intelを採用したintelMacを発売することになります。MacはベースがUNIXベースになったりプロセッサが変わったりしましたがこれもユーザーが少ないから出来ることであって、Windowsのようなシェアがあるとまずこのような大きな改革は簡単にはできません。そこがWindowsのいいところでもあり悪いところでもあります。過去の資産を切り捨てられるのは改革を進めるためにはいいとも言えます。
このiMacは正直分解しづらいです。液晶側がカバーのようにカパッとかぶさっているのですが、金属のラッチで固定してありそのラッチを外さないとカバーが外れない構造です。調べてみるとプラスチックカードで背面の穴の裏から押し出すようにするとラッチが外れるとのこと。数枚試してファミマのTカードで開きました。ファミマさんありがとう。といってもファミマTカードでもなかなか開かなかったんですけどね。
中を開くと初期のinteliMacによく似ています。何やら液晶はフチに銀紙のようなもので止めたりしてて綺麗に剥がすのは至難の技です。それを剥がしてネジを外すとやっと内部にアクセスできます。さすがに古いので内部もホコリが結構ありました。
一番あやしい電源を外して見てみると4つ並んでいるコンデンサの一番右が膨らんで錆びてます。他にも怪しそうなところがないか見てみましたが見つからないので電源を交換することにしました。Macの部品は基本的に新品というのはほとんどありません。中古がほとんどですが新品がないので中古でも高いです。完全に足元を見られています。
程度のいい中古を仕入れます。上が中古の電源ですが右端のコンデンサが綺麗です。もちろん動作確認済みを購入しているわけですから問題はないでしょう。
電源を接続して起動してみます。問題なさそうですので、外側のカバーをはめるときもまた苦労します(ラッチがうまくはまらないため)が、なんとかはめて納品です。
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