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PC再生工房 広島店(広島市南区)森川です。今回は、Frontier FRAS7371Y-21(スリムデスクトップ)がスタートアップ修復から起動できないということでこちらの修理をしていきます。Frontierは今でもパソコンを売っているメーカーで、元々は山口県にありました。当時の名前はフロンティア神代でしたがいつの間にやらヤマダ電機の傘下になり社名も㈱KOUJIROに変更されているようです。こういった小さなBTOメーカーは現在ほとんどが再編され、どこかの傘下に入ってしまいました。
まず起動の選択画面になります。Windowsの通常起動と、スタートアップ修復(推奨)ですね、まずは通常起動を選びましょう。大した問題でなければ普通に起動しますが、問題があれば起動しないので一応スタートアップ修復をします。ただスタートアップ修復でも修復できない場合は多いです。
スタートアップ修復が長い場合は、多分HDDに問題があります。HDDにセクタ不良があると修復も普通に進みません。
スタートアップ修復も起動DVDからやるといいとか書いてあるものもありますが、ほとんどは効果がありません。とりあえずHDDを取り外し他のパソコンへつないで状態を見ます。ローカルディスク(H)と(I)がこのHDDですが、Iの方は下のバーが出てないですね。これは基本的にドライブは認識しているが、中身のデータは見れない状態です。こういったケースは普通にあります。この場合はWindowsから普通にデータが読めないので中のデータを取り出すとなるとデータ復旧となりますが、今回はデータは捨ててもいいということでした。
ディスク管理を開くと、IドライブはファイルシステムがRAWになっています。RAWは何か入っているけど何が入っているかWindowsでは認識できないよ!という状態です。ファイルシステムはNTFSでしょうからNTFSの情報を書き込むという方法もあるのですがあまり安全でないのでなるべくはしません。
Crystal Disk InfoでHDDの状態を詳しく見ます。代替え保留中のセクタもありますし、リードエラーレートも数値が出てますので、このHDDはもう使わない方がいいですね。というか使えませんのでお客さまと相談の上SSDに換装します。SSDは論理的にはHDDの10倍の速さ、体感で3-4倍の高速化が出来るディスク装置です。4-5年前のパソコンを修理される方のほとんどはSSDに換装しますし評価も良いです。とても快適になりあと5年くらいは他の場所が壊れなければそのパソコンが持つ最高のパフォーマンスで使えます。さらにHDDより壊れません。
今回はSK Hynixの250GB SSDに換装です。一応ブラケット(取付金具)がセットできるようでしたらセットして取り付けます。
Windows10をインストールします。写真がここで終わっているのでOffice等をインストールしたかは覚えていません(汗)チェックして問題がなければ納品です。
PC再生工房 広島店では、パソコンやiPhoneの出張修理や郵送修理もできます。データ復旧、液晶パネル交換、パソコンが重い、ウイルス駆除等おまかせください。不要なパソコン、壊れたパソコン、廃棄パソコンの無料回収もやっておりますのでリサイクル料金を払うくらいであれば、ぜひPC再生工房 広島店へお持ちください。※型番等によっては買い取れる場合もあります。