広島パソコン修理広島市 ウイルス駆除 ASUS X551C

PC再生工房 広島店(広島市南区)森川です。今回は、ASUS X551Cというノートパソコンです。

Celeron Dual-Core 1007U(Ivy Bridge), メモリ2GB,HDD 300GBだったかな。CPU直付けタイプですね。最近のパソコンに多いのですが2GBのメモリなのに64bitのWindowsが入っていることがあります。動かないことはないのですが、64bitのWindowsを動かすなら4GBはないとメモリにあまり余裕がありません。メモリに余裕がないと頻繁にディスクにアクセスすることになり、結果的に速度低下の原因となります。

今回は、マルウェアやらあやしいソフトが入ってたりして変なところで起動したり料金払ったら全機能使えますだのなんだの言ってきます。さらには最初に必要なDLL(プログラム)がないから起動できないというエラーやらで、OS自体の破損もあるようでした。以前に持ってこられた時も無線LANが突然認識ということでとりあえずその部分だけを修復したのですが、今回全体的に直すことになりました。

このあたりは、microsoft visual C関連のDLLが足らないようです。システムエラーになってます。

これらは、セキュリティソフトとしてどこかから勝手に(またはついでに)インストールされたものですね。PC Reviver,Driver Reviver,PC SPEED CATなどは毎回起動時に立ち上がり、また定期的にPC内容をスキャンして異常があれば教えてくれるのですが、一定期間が経つと試用期間が切れ(最初から請求してくるソフトもあります)「これだけエラーがあるから直すなら金振り込め」と再々催促してきます。こういうソフトは絶対に入れないようにしましょう。もし入った場合でもアンインストールしておきましょう。これ以外でも怪しいソフトはたくさんあるのですが、フリーソフトを入れる場合は信頼できるソフトかどうか調べて、信頼出来るサイトからダウンロードするようにしてください。

E STARTとHao123です。E STARTはツールバーではないけどその一種です。Hao123はアプリ版を入れられてますが、Windowsアプリに対応していないOSだとスタートページをハイジャックされると思います。これらは検索情報の吸い上げとアフィリエイトが目的です。

その結果、色んなものを立ち上げてしまいディスクはすでに100％稼働していました。数分見てましたが100％から動きません。ただでさえメモリが2GBなのにこんなソフト色々入れられて裏で動いているんじゃそうなりますね。たまたまCPUも16％ですが、常時50％以上でした。激重の原因はこれらのソフトのせいでもあります。

ということで、修復するにも多岐に渡りそうなので、今回はメモリを2GB→4GBへ増やし、Windows10を再インストールし、必要なユーザーデータを移行するで対応することにしました。速度はそれほど望んでないとのことでHDDにインストールです。

ばらすと、結構ホコリ入ってますね。普通結構簡単にアクセス出来るところにメモリスロットがあるはずなのですが、この基盤には見当たりません。どうやらメモリスロットは裏にあるようです。

全バラシですね。最近は一見普通のノートでもスタンダードな作りではない基盤が多くなりメモリを付け替えるにも全バラシしないといけないのも増えてきました。特にASUSやAcerなどは、裏蓋を1枚で作っているのも増えてきたので(そちらの方がコストは安く出来ます)内部にアクセスするには面倒になりました。こんなの知識のない人にはメモリ交換すらできません。しかも1スロットしかないので2GBを外して4GB1枚を刺しますしかありません。

Windows10をインストールします。その後データ移行をして納品となりました。

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