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PC再生工房 広島店(広島市南区)森川です。今回は、EPSON Endevor NJ5950Eの電源が入らない、ヒンジが壊れているのを修理します。元々ヒンジは壊れていてお客さまの方でボンドで止めたりしていたようですが、ネジで止まってないのでどうしてもグラグラしてしまい、そのうち電源も入らなくなったということです。ヒンジが壊れると液晶を開く時におかしな力がかかり、電源コード等を傷つけてハンダを外してしまうなどの例もありますが、今回は何か別の理由だと思われる電源コード途中が焦げて断線していたのでハンダ修理をします。
こんなノートですが、左上を押さえて開かないとまともに開きません。完全にヒンジが壊れています。ヒンジの受け金具がなくなっていましたので今回はプラリペアで完全にネジ穴まで形成します。プラリペアで修理出来るならその方法の方が外部の見た目を痛めなくて済みます。どうしても修理出来ない場合はドリルで穴を貫通させて上下で固定するしかないのですが、なるべく見た目に問題がないようには直します。
そのまま開くとヒンジの金具が浮いてしまいこのようになってしまいます。お客さまの方でボンドを付けて固定しようとしたのでしょうが、ボンドくらいでは直りません。液晶パネルの開閉時にヒンジにはものすごい力がかかりますので、それを支える部品を作らなければなりません。
ということで分解します。まあ普通の作りです。EPSONのEndevorはわりと格安の構成ですがあまり見ませんね。日本のブランドではEndevorはいいと思います。個人的には好きです。通販でしか売ってないんじゃないかとは思います。
電源ジャックの線が焦げてます。ここが原因かと思ったのですが、黒い絶縁テープを貼ってあるところにもっとすごい焦げがありました。
赤いコードが完全に切れてます。これでは給電できません。こちらはハンダ付けするしかなさそうです。このケースは意外とよくあるので電源が入らないというときは、マザーボードだけの問題だけではありません。開けてみないと実際には分からないことは多いので、電話で〇〇がおかしいから修理代いくら?とよく聞かれますが、本当の概算しか出せません。見ると全然違う原因だったりします。故障診断は無料ですので持ち込んで頂いた方が確実です。
導線の両方に予備ハンダをつけて導線同士をはんだ付けして絶縁テープで巻きます。まあこのあたりは慣れですね。
ヒンジの部品がかなり壊れていますので、プラリペアを使ってプラ部分を形成します。左上の一箇所は受け金具もなくなっていましたので受け金具の部分の形成もします。それで無理ならまた別の方法でやるのですが、今回はこれで大丈夫だったようです。裏からはネジが止められなかったので、今回はヒンジ金具のところを直接ネジで台座に固定しました。この方がガッチリ固定できました。
パネルの開閉や通電のテストしてみて問題なさそうですので納品です。
PC再生工房 広島店では、パソコンやiPhoneの出張修理や郵送修理もできます。データ復旧、液晶パネル交換、パソコンが重い、ウイルス駆除等おまかせください。不要なパソコン、壊れたパソコン、廃棄パソコンの無料回収もやっておりますのでリサイクル料金を払うくらいであれば、ぜひPC再生工房 広島店へお持ちください。※型番等によっては買い取れる場合もあります。